【特殊ルール】種族値統一戦線使用構築
❶【構築経緯】
衣さん主催“種族値統一の大会”に参加することにした。Tonamel不使用、強制参加者が一定数存在、主催者が他ゲームに夢中という初めての環境だ。
大会ルールはポケモンの種族値が同じポケモンの使用かつ準伝説使用禁止。メガ進化ポケモンはメガする前の種族値を参照とのこと。普段であれば“ねこだまし”と“いかく”要員をリストアップしている。が、今回は有用なメガ進化ポケモンの種族値を洗うところから始めた。
→値が中途半端で他にポケモンがいない。
→数値が足りない。
→タイプに偏りがあってサイクル出来ない。
→普通に使えそうなメガ枠を見つけた。
この時点で490族と500族のどちらかを使うことに決めた。他にはどんなポケモンが使えるのか。ポケモン一覧を流し見していて、とあるポケモンに目が止まった。
———キリキザン490。
ガルーラと組み合わせたら普通にガルキザンが使える。フリーでも度々見かける強力な並び。圧倒的範囲打点ニンフィアは使えないが、この2匹が使えるなら今大会で無双できるのではないか? そう思った。ここを主軸にパーティーを作ることにした。
❷【パーティー紹介】
❷-① ガルーラ
S:-1最速メガゲンガー抜き(最速70族抜き)
A:ぶっぱ
HB:あまり
このルールで使っていいものかわからないメガ進化トップメタ。特性の暴力。
タイプ一致のすてみタックル、メガゲンガーやヨノワール意識のかみくだく。場持ちを良くするドレインパンチ、まもるとした。後述するドクロッグを猫騙し要員に据えるので純粋なアタッカーに育てた。ミラーを意識するなら素早さに回すほうが賢い。
(ブイズ使い、ラグラージ相棒枠、モンジャラ・バイバニラ好きの主催がいる大会でミラーが起きるとは思えない……ハハッ(⌒-⌒; )
❷-② キリキザン
AS:ぶっぱ
無難なアタッカーキリキザン。490族にいたからこの種族値統一を組もうと決めたポケモン。だが使うこと自体は初めて。相手にしていて処理に困るぐらい強かったから活躍を期待している。
特性をまけんきにするか精神力にするかは当日まで悩んだ。結局まけんきを採用。万が一威嚇ポケモンが採用されていた場合の保険として。まあ、構築のパワーは落ちると決め打ったので当たらないはず。当たった場合はこちらの有利に事を運ぶのみ。
❷-③ チルタリス
HD:特化メガルカリオのラスターカノン低乱数2発
S:追い風下で最速メガゲンガー+4
アタッカー2匹が格闘に弱いので入ってきたS操作要員。ニョロトノゴルダック意識の特性ノーてんき採用。有用な威嚇ポケモンがいないので、物理対策は壁や状態異常で誤魔化すパーティーが増えそうだと思った。その対策として癒しの鈴。控えの状態異常も治してくれるのは偉い。
持ち物は件の雨パに対して行動保証となるヤチェの実。キングドラと違ってゴルダックには水・氷の範囲しかない。チルタリスには氷技を撃つしかなくなるはず。戦いやすくて助かる。
❷-④ ドクロッグ
HAベースのあまりをBDSに振り分けた形。
フェアリーに抗えるねこだまし要員。フェイント使いその1。500族以上を相手にする以上1体でも多くアタッカーになり得る枠が欲しかった。Sに割かなかったことで負けた、と言う場面はなかった。
ねこだましフェイントダストシュートは確定。けたぐりやドレインパンチで確定数の変わる仮想敵もいなかったので壁対策のかわらわりを採用した。チョッキを持たせる都合ファストガードはボツ。別に欲しい場面もなかったし問題なし。
陽気ASで育成されることの多いドクロッグにチョッキを持たせたらダメージ感覚を狂わせられるんじゃないかと考えていた。ニンフィアのハイパーボイスで落ちていったのでそうでもないらしい。タスキを持たせる理由がわかった。
…思い返すとブースターのフレアドライブでやられたんだった。すまないドクロッグ。
❷-⑤ エレブー
S:最速100族抜き
490族の中で最速。この構築の功労者。フェイント要員その2。エレブーをいかに大事に扱えるかが勝利のカギ。と云っても過言ではない。
技構成は素早さ操作のエレキネット。敵味方のバフデバフのにらみつけるとひかりのかべ。相手のプラン崩しのフェイント。このポケモン万能すぎでは?
…後から気づいたけど最速はケンタロス。
❷-⑥ ヤドラン
HBベースの調整。あまりをDに回した。
チルタリスと双璧をなす物理受け。メガルカリオのタイプ一致技を両方半減にできる490族期待の星。ヤドランorヤドキングの選択。チルタリスが特防に厚いのでヤドランを採用した。
ウェポンはサイコキネシスとかえんほうしゃ。ねっとうは撃ちたい相手がいなかったので不採用。メガカイロスやメガハッサムと殴り合いができるのはヤドランのみ。うまく合わせていきたい。
今回はガルキザンを主軸にした都合いやしのはどうを採用した。ヤドランを詰め筋として使うならこの枠をなまけるに変えるのはアリ。
[ 試運転 ] 18勝19敗。
序盤こそ負け越していた。大会に近づくにつれ手に馴染んで、勝ち星を積み上げられるようになったパーティー。ポケモン選択は間違えていなかった。
負けた試合は単純明快。クレセドラン等準伝説の暴力。或いはドーブル。バンドリマンダに至っては勝ち筋が全く見えず初手降参していた。
……全く考慮していないが、600族を選んでいる人いないよね? え? いないよね?
❸【大会当日】
当初参加者全員での戦いを計画されていたが、ちょうど8人なので4/4で別れることに。私は『あーグループ』に配属された。対戦相手はデデンネさん(TNユカ)、衣さん(TNあまえ)、キュアゴリラさん(TNゴリmp.9)。
※敬称略
[1戦目] ユカ 3-0で勝ち。
まさかのガルーラミラー。丁寧に勝ちを追う戦い方をした結果一体多く失った。残数もカウントされるので気をつけなければ…。
[2戦目] ゴリmp.9 2-0で勝ち。
またしてもガルーラミラー。こちらはバクオングを軸とした防音ガルーラ。キリキザンがいない分マシだと思っていたが、竜の舞チルタリスがいた。しかも弱点保険持ち。エレキネットによるサポートがなかったら負けていたかもしれない。先ほどよりも残数が少なくなった。
[3戦目] あまえ 3-0で勝ち。
手動天候のメガラグラージ軸。天候役はクロバット。ノーてんきのチルタリスが活きた。チルタリスが落ちるまでに天候アタッカーを削り、残りをガルーラが狩る動きができた。見せ合い画面でのドサイドンの圧力がしんどかった。
結果あーグループ全勝優勝!!
当初予定していた通りに全勝出来たので満足。のはずだった。
「別グループの同順位の人と戦いましょう」
…。
……。
そうですか…。
[4戦目] あかねび 1-2で降参。
来てほしくなかったルカリオ&ヨノワールのトリル軸。想定はしていたので、エレブーのにらみつけるからのガルーラ→キリキザンでルカリオとヨノワールの処理をはかった。が、ナモの実を持っていたのでヨノワールにトリックルームを貼られてしまう。そこからはニンフィアの蹂躙ショー。
なんとかニンフィアは倒した。こちらはチルタリス一体、向こうはメガバナとシャワーズ。抗えずに降参した。
❹【所感】
ポケモン選びは間違っていなかった。チルタリスの追い風がはねやすめだったら…と感じたのは疑い用がない。一度も追い風を使わなかったので。
「有用な威嚇枠はいない。いた場合は構築のパワーが落ちる」と考察していたのが功を奏した。現に私以外の490族使いはケンタロスを採用していた。おそらくだが私がケンタロスを採用する、或いは2人が抜いて構築を組んだ場合ギリギリの戦いだったと思う。私の考察力に自信がついた。
あかねびさんは強い(大会にて3連敗)。
[最終結果]
あーグループ優勝。
全体で準優勝。
大会を開いて頂きありがとうございました。
あおいでした。